茅ヶ崎海岸グランドプランについて

グランドプラン2

本市にとって海岸は、貴重な自然資源であり、観光資源です。海岸から、産業や文化が育ち、今日の「茅ヶ崎」というまちのイメージやブランドが確立されたといっても過言ではありません。
特に、漁港周辺地区は、漁港と海水浴場が隣接し、多くの観光行事や各種イベントが行われ、年間を通して、市民の皆さまの大きな憩いの場所となっています。

その反面、海岸の侵食や海浜植生の減少、海浜の荒廃などにより、昔ながらの海岸の様相が変わりつつあります。このような中、平成17年の本地区におけるマンション開発問題の議論を発端とし、本地区の土地利用のあり方や、自然環境や景観の維持・保全、漁港や漁業振興との連携、観光資源としてのあり方、錯綜する土地利用法規制などの様々な問題が提起されていました。

このような状況において、利害関係者を含め多くの市民の皆さまの意向に沿いながら、海岸を貴重な公共空間として維持活用していくことが行政にとっての緊急の課題となっていました。
「茅ヶ崎海岸グランドプラン」は、本地区における今後の土地利用を計画的かつ円滑に進めていくための指針として策定したもので、次世代に伝えるべき将来像を設定し、土地利用の方針を定めるとともに、将来像を実現するために行う段階的な事業方策や推進体制を示しています。

新しい茅ヶ崎海岸のグランドプラン

グランドプラン推進会議では、一気呵成の華やかなリゾート開発案を推進する素見も出されましたが、この地域に関する数々の調査を行い、地権者、住民、長年ここで「業」をたてる人たちとの共感を醸成する中で、“本来の自然環境を取り戻す”という観点に立った長期ビジョンを検討すべきである、という総意を得るに至りました。それには「一定の時間軸が、茅ヶ崎海岸を再生するためには必要である」という結論にたどり着いたのです。
大地に落ちた一滴の水が川となって海に流れ着き、やがて空に昇り、雲となって再び大地を潤すように、地球上では全てが自然の摂理に基づいて循環しています。私たちも長期的な視点に立って茅ヶ崎海岸の将来を考えるべきであると考え、20年というタイムスパンを想定して策定されています。

このグランドプランは、市民と地権者等及び行政の三位一体の中で作り上げられた、茅ヶ崎海岸のマスタープランとなるものです。

※茅ヶ崎海岸グランドプラン報告書(平成19年3月)の「はじめに」より抜粋して掲載しました。